書画表装の例 2

書の修復依頼 【半田市F氏】  2004年

絹本額装表具作品修復

この作品は持ち主の依頼で外額は旧額をそのまま使用し、中子の下地破損及び
絹本作品破れ等を素人による修理でかなり痛んでいました。よって、中子の木枠
を使用し、新たに下地作り及び表面の布張替え又、絹本作品の破れ補修を行い
新しい表具で額に収めました。しかし、上部○囲いの部分は色が抜けており、古
色付け技法により、出来るだけ旧作品のイメージを壊さないように修復いたしまし
た。

円で囲んである部分にシミが出ていた
東郷平八郎の書と伝わっている作品