油絵の修復 3

2007年2月~3月

武豊 I 氏油絵(M30号)(M50号)2点

奥様の亡きお父様の描かれた作品2点を記念のために修復・
額装して鑑賞したいとの以来。

《M30号の修復手順》

修復前
修復後

① 表面の点検と補彩色の時の為の記録をつくる。

② 表面絵具の剥落の違い(巻き皺、擦れ皺)を確認して補修方法を決める。 

③ アルコールにて汚れ等の除去。

④ 深い横皺に対してアクリル系下地材の充填措置。

⑤ キャンバス裏側を補強のため楮系和紙で裏打ち。

⑥ 表面剥落に対してアクリル系絵具での補彩色。

⑦ 画面保護のためニスの塗布で完成。

《M50号の修復手順》

①、②、③、④、⑤、まではM30号の手順に準じます。

⑥ キャンバス木枠の裏にベニヤ材を貼り付けパネル仕立てに変更し作品保護のため表面に銀河紙を糊付けしました。

⑦ アクリル系絵具にて修復。

⑧ 画面表面保護の為つや消しニスを塗布し額装して完成。

作品全体写真(かなり剥落がひどいです)
作品裏側
作品裏を和紙で裏打ち
剥落部分下地処理
キャンバスにベニヤを貼り付ける
パネル仕立ての変更後表面に銀河紙を貼る。
画面保護の為つや消しニスを塗布して完成
額装済み作品